誰にでも
社会に参加する形はあります
ひとまちみらい高槻
社会福祉法人 明星福祉会
今井司さん
今井さんの名刺には11の肩書があります。障がい者の就労支援をメインに、子ども食堂ネットワーク、精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム、不登校児・ひきこもり・ニート支援など。
形は違っても、基本にある理想は「すべての人々が役割を持って必要とされる社会づくり」
そのエネルギーの原動力を知りたくて、お話をお聞きしました。
大学卒業後、鉄道関係の仕事をしてからフリーでコンピューター関係の仕事をしていた今井さん。障がいのあるご長男が一人で生きていけるようにと、ずっと考えてきました。
そこから社会福祉法人「つながり」とのご縁が生まれます。若い職員さんたちを応援したくなって、当時の授産施設「サニースポット」立ち上げメンバーとしてボランティアで関わるように。当時は、仕事とボランティアの二足のわらじでした。そうしているうちに、施設長さんが倒れられて入院。思いがけずパートタイムの施設長をすることになり、必要に迫られて通信教育で福祉の資格を取ります。
42歳にして福祉の道に入ることに。
ある講演会で、障がい者の就業支援をしている方から声をかけられます。当時は、障がい者が働くなんて考えられない時代でした。
どんなに重い障がいを持った人も、社会で役に立つことはできる。
今井さんが話してくれたエピソード。
重度の知的障がい者さんで、水遊びが大好きな人がいて、ジョブライフサポーター(大阪版ジョブコーチ)のアイデアで、回転寿司チェーン店の皿洗いの仕事につきます。大好きな水に触れられる。ひとりごとを大きな声で言うことが心配でしたが、それが気にならない職場でした。
「誰にでも社会に参加する形はあります」
「誰ひとり残らず、社会に出ていく形を見つけてほしいし、社会はしんどいけど面白い、ということを伝えたいですね」
障がいを持っている人、社会に出ていく前に足踏みしている人に、
今井さんのエールが届くようにと思います。
くわしいことは、ホームページをご覧ください。
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